三田エリアと芝浦エリア、2つの顔を持つ街
東京都港区にある田町は、東京タワーの見える都心に位置する街です。田町駅を中心として、付近一帯は大きく2つのエリアに分けられます。片方は、昔懐かしい街並みが残された三田エリア、もう一方は最新式の建物が集まるオフィス街の芝浦エリアです。歴史を感じられる建物や自然が豊かな公園などが揃い、落ち着きのある生活をできる街として魅力があります。
三田エリアと芝浦エリアのコントラストが魅力
東京都港区にある田町には、昔懐かしい雰囲気が残された“三田エリア”と、オフィスビルが立ち並ぶ現代的な“芝浦エリア”があります。田町駅の北側には三田エリアが広がり、南側には芝浦エリアが広がっていることから、駅を挟んで異なる雰囲気を楽しめるのが特徴です。
三田エリアは、慶應義塾大学が近辺にあることから、多くの学生が暮らしています。その一方で、ファミリー層も居住していることから、学生街でありながら落ち着いた雰囲気の地域です。付近には商店街やスーパーマーケットなどの必要な施設が揃い、生活にも困りません。また、長年この地域で続いてきた老舗の名店もあり、お洒落なレストランやカフェでこだわりのスイーツを楽しめます。
芝浦エリアは、再開発によってオフィスビルが立ち並び、スマートな雰囲気があります。さらに、2020年へ向けて新しい駅の開業にも期待が高まっていることから、将来的にさらなる発展が期待されているようです。また、最新式の技術によって環境に配慮されたエネルギーシステムを持つオフィスビルが建築されていることから、ビジネス街としても注目を集めています。
慶應義塾大学のキャンパスがある学生街
田町駅と三田駅は、慶應義塾大学の三田キャンパスの最寄り駅です。このように、田町エリアには多くの学生が足を運ぶ学生街としての側面もありますが、付近一帯には依然として落ち着いた雰囲気があるため、学生街である点をそれほど心配することはありません。慶應義塾大学のキャンパスには、赤レンガの美しい建物があり、この地域独特の落ち着きのある雰囲気が生み出されています。とりわけ、桜田通りに面してある東門の建物は、非常に美しい“名門”として有名です。アカデミックなキャンパスの雰囲気が、この街の雰囲気によく溶け込んでいます。街のシンボルである東京タワーと併せて、田町らしい街並みに欠かせない要素のひとつだと言えるでしょう。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
田町に多いのは、居酒屋や和食店です。居酒屋は354件、和食店は332件あります。田町には昔ながらの雰囲気のお店が多く、中でも「慶應仲通り商店街」には、蕎麦店や焼き鳥店といったように、さまざまな和食のお店が並んでいます。
どんな業態が出店チャンス?
飲食店の出店をするなら、すでに同じ業態の繁盛店があるエリアを選びましょう。地域の住民に受け入れてもらえる可能性が高く、競争意識が働くことから、繁盛させやすくなります。田町には『居酒屋』や『和食店』が多くあるため、これらの出店をご検討中の方におすすめです。
どんな客層?
【平日/昼】
昼間の田町周辺は、ビジネスマンや学生がたくさん歩いています。そのため、ランチ価格は注文しやすい1,000円前後に設定している店舗が多くなっています。
【平日/夜】【土日】
田町周辺の三田エリアはベッドタウンであるため、夜間は少し人口が増えます。反対に芝浦エリアは夜になるとビジネスマンが帰宅するため、大きく人口が減ります。夜の飲食店は地元住民が利用することが多く、平均価格は少し高めの3,000~4,000円です。
乗降人数
田町駅の2016年の乗車人数は、152,624人でした。この数字は、JR東日本の駅の中で第18位にあたります。2009年(153,982人)から乗車人数が年々下がっていき、2014年には143,526人になりましたが、2015年からは再び乗車人数が増加し始めました。
田町の賃貸相場
田町の賃貸相場は、ワンルームが11.40万円、1LDKが13.83万円となっています。港区の家賃相場はワンルームが14.06万円、1LDKが23.63万円であるため、港区の中では安い部類に入ります。ただし、東京23区の別の区と比べると、相場は高めです。
田町の店舗賃料相場
田町の平均坪単価は30.977万円です。もっとも多いのは月に20~40万円の賃料を払っている方で、次に多いのは100万円位上の賃料を払っている方になります。他の地域に比べ、高額な賃料を払っている方の割合が多い傾向にあります。