幕末にペリーが来航した「開港の街」としても知られる横須賀。JR横須賀線が停車する横須賀駅周辺は、横須賀港を臨む海に近い街です。戦前は軍用の施設が目立ちましたが、現在は、交通の便の良さから、東京や横浜のベッドタウンとしての知名度をあげています。今でも横須賀港周辺に米軍基地や海上自衛隊の基地を有し、独特の歴史を持つ横須賀ですが、こちらでは、そんな横須賀の魅力についてご紹介します。
街と軍港と自然が織りなす、独自の文化を育む街
横須賀と聞いて思い浮かべるのは、ネイビーバーガー、海軍カレー、スカジャンなど横須賀海軍にルーツを持つ様々な文化ではないでしょうか。そういう意味でも、古くから江戸・東京の玄関口だった横須賀は、西洋文化をうまく取り入れながら、独自のスタイルやカルチャーを確立してきた街といえます。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
横須賀に多い飲食店は和食(30件)です。次いで、カフェ(24件)、居酒屋やバーがそれぞれ18件ずつとなっています。どちらかというと和食系が多く、京浜急行線横須賀中央駅と比べると横須賀駅周辺は全体的に飲食店の数が少なめになっています。
どんな業態が出店チャンス?
横須賀に出店チャンスがあると考えられるのは、『和食』や【カフェ】の業態です。これらのお店は横須賀に最も多い業態のため、地域と合っていると考えられます。和食店やカフェを開店予定の方は、横須賀を候補に入れてみてください。
どんな客層?
【平日/昼】
都心や横浜のベッドタウンである横須賀は、平日昼間は仕事に出かけてしまう方が多いため、昼間人口は少なくなります。メニューは1,000円以下のお店が多数です。
【平日/夜】【土日】
通勤していた人たちが帰ってくる夜間は人口が増加します。平日は、仕事帰りのビジネスパーソン、土日はディナーを楽しむファミリー層がメインになりますが、横須賀には飲食店が少ないため、中心市街地である汐入や横須賀中央まで外食へでかけるという人も少なくないようです。メニューは2,000~3,000円が平均的です。
人口特性
横須賀の総人口は399,845人(2018年)です。その中でも、世帯数は166,764世帯となっています。どちらかというとファミリー世帯が多く住んでいるエリアです。男女比を見てみると、全体的に女性の人数が若干多い傾向にあります。
乗降人数
横須賀駅にはJR横須賀線が乗り入れています。2017年度の1日平均乗車人員は5,289人とかなり少なめです。同じ横須賀でも京浜急行線の横須賀中央駅や汐入駅のあるエリアが中心市街地となるため、どうしてもそちらに利用者が集中してしまうようです。
横須賀の賃貸相場
横須賀で部屋を借りる場合の相場は、ワンルームの場合4.87万円、1LDKの場合5.75万円、2LDKは8.42万円となっています。3LDKでも10.55万円で借りることができるため、家賃相場はかなり低めとなっています。
横須賀の店舗賃料相場
横須賀の店舗賃料は、月に40~60万円、60~80万円という方がともに50%でした。平均賃料相場の推移を見てみると2016年に一度大きくあがり、17年にいったん下がりますが、18年にはまた少し上昇しています。