飲食店舗物件を契約する流れ
不動産のポータルサイトから気になる物件を見つけたら内見、申し込みを行い、審査を通過すれば契約できます。
飲食店開業にあたって、融資の審査を受けながら並行して店舗物件を探すという方も多いと思います。
駅近くの物件や、20坪前後の個人店が扱いやすいサイズの物件はすぐに埋まってしまう傾向があるので、「良い!」と思う物件があったらすぐに動けるように、初期費用は用意しておくのがおすすめです。
飲食店舗物件はどう選ぶ?
ただ人の多い場所にお店を出せば良いというものではなく、求めている客層がいる街か、営業予定の時間帯に人はいるのかなど、お店のコンセプトと併せて立地を選ぶ必要があります。
また、店舗物件には「居抜き」「スケルトン」の2パターンがあります。
「居抜き」は前のお店の設備や内装が残された状態の物件を指し、「スケルトン」はほぼ柱のみのリノベーション前の状態にされた物件を指します。
一般的に居抜きの方が開業資金が安く済むといわれていますが、あると約束していた設備が無い、処理に困る残留物があるなど、「居抜き」ならではのトラブルもあり得るので、注意深く契約していきましょう。
飲食店舗物件おすすめの探し方
サイトを使って広く物件を見ながら、飲食店を専門としている不動産屋と密に連絡を取り合い、未公開物件の情報を仕入れながら物件を探すのがおすすめ。
ポータルサイトはウェブ内見やパノラマ機能を使って、臨場感のある情報を得られるものや、地域の商圏情報をグラフ化してくれるサービスもあります。
なにかと忙しい開業前の期間ですから、ぜひデジタルツールを活用して、効率よくなるべくたくさんの物件に出会いましょう。
入居申し込みのポイントを解説!
ちなみに、基本的には「申込順に審査が行われる」ため、良い物件を見つけたらなるべく早く申し込みを行い、早い段階で審査してもらえるようにしたいところです。
また、家賃の交渉や居抜きの場合などの条件提示をしたい場合は、申し込みの際に行います。
それを踏まえての審査となるので、内見の時点で「物件に条件」をしっかり決めておき、素早く挙手できるようにするのがポイントです。
ちなみに申し込みの際には、法人であれば「法人謄本」と「連帯保証人予定の個人(代表者)の個人証明書」、個人事業主であれば「借主と連帯保証人の個人証明書(免許証や健康保険証)」は必要です。
大家さんに分かりやすく事業計画書を作っておくと、審査の際に有利に働くケースも珍しくありません。111
スムーズに申し込みできるように、用意してから物件探しに挑みましょう。
理想の条件をしっかり固めて店舗物件を探そう
飲食店の店舗物件の探し方についてお伝えしました。
「いいな」と思う物件は、立地がよかったり間取りが使いやすそうだったり、多くの飲食人の心を掴んでいたりするものです。
物件探しの段階でアナログとデジタルを使い分けて情報収集を行いながら、内見のあとスピーディーに申し込みできるように事前準備をしっかりしておきましょう。
店舗物件は一期一会、毎日通うお店ですから、理想の物件を探しましょう!