上野・浅草の中間にあり、昔ながらの下町風情を残す稲荷町。
小さいエリアながらも「寄席発祥の地」や「日本一の道具街」など、歴史と伝統を感じられるスポットが多数みられます。今回は、90年の歴史を持つ稲荷町駅や地名の由来となった下谷神社などを有する稲荷町をご紹介します。
上野と浅草に挟まれた昔ながらの下町
稲荷町エリアは上野と浅草の中間にあります。稲荷町駅から上野駅へは徒歩10分の近さです。
さまざまな文化施設が集まった上野恩賜公園、安くて多彩な品ぞろえが魅力のアメ横商店街へすぐにアクセスできるのは大きな魅力といえます。
稲荷町駅から浅草駅は徒歩20分の距離です。東京メトロ銀座線を使えば3分で到着します。
屋内外問わず多くの観光客でにぎわう浅草エリアは外食できる場所が充実しています。休日の散策にもぴったりの場所です。
観光・交通アクセス・ショッピングなどさまざまな面ですぐれる上野と浅草。そんな二つの街に挟まれる稲荷町は、ゆったりした時間を楽しめる穴場スポットとして人気です。
かつて門前町として発展した稲荷町には、現在も多くの寺社がひしめいています。お寺や神社をめぐりながら、歴史散策を楽しむ方も多いようです。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
稲荷町でもっとも多い飲食店の業態は和食店で893件、その次が居酒屋で815件です。3番目に多い業態のカフェが286件、4番目のBARが234件であることから、稲荷町では和食店と居酒屋が突出して人気なのがわかります。
どんな業態が出店チャンス?
稲荷町は特に和食店と居酒屋の需要が高いエリアとなっています。そのため、出店するなら和食店か居酒屋がおすすめです。繁盛している店のそばに新規出店すれば人目にも止まりやすく、最初から多くの客入りが期待できます。
どんな客層?
【平日/昼】
稲荷町エリアがある台東区の2007年の昼間人口は294,756人です。ランチ平均単価は1,000円以下となっており、稲荷町に通う会社員がメインの客層とみられます。
【平日/夜】【土日】
稲荷町エリアがある台東区の2007年の昼間人口は294,756人です。ランチ平均単価は1,000円以下となっており、稲荷町に通う会社員がメインの客層とみられます。
人口特性
稲荷町エリアのある東上野一丁目から六丁目の総人口は8,974人です。昔から住む方が多いためか、高齢者人口の割合がほかの区よりも高くなっています。ただし子どもの数も多く、子育て世代のファミリーにも人気のようです。
乗降人数
稲荷町駅には東京メトロ銀座線が乗り入れています。2017年の1日平均乗降人員は17,294人でした。集計がはじまった2003年から約10年は14,000人前後で推移していましたが、2014年に15,000人を突破。その後増加を続けて現在にいたります。
稲荷町の賃貸相場
稲荷町は、地下鉄銀座線の各駅の中で家賃相場が安いほうになります。ワンルーム賃貸の家賃相場は7~8万円、1LDKになると14万円ほどかかります。主要ターミナル駅である上野駅が徒歩圏内なことを考えると、お値打ち物件が多いといえるでしょう。
稲荷町の店舗賃料相場
稲荷町のある台東区の店舗は坪数が小さく、賃料も低いものが多くなっています。安いところだと8万~15万円で借りられるようです。40万円以下の価格帯がほとんどで、100万円をこえる物件はほとんどありません。