東急東横線の武蔵小杉駅と日吉駅に挟まれた元住吉は、生活利便性が高く住みやすさに定評のある街です。
そのため、単身層、ファミリー層ともに居住地としての人気が高くなっています。
大型ショッピングモールこそないものの、駅すぐの商店街は物価も安く、必要なものはすべて揃えることができるため、常に地元の人々で賑わっています。こちらでは、そんな元住吉の魅力についてご紹介します。
活気ある商店街のある街、元住吉
現在の元住吉駅付近には、かつて住吉村という村があったそうです。「住吉」とは海の神に由来する言葉のようですが、その名がついた経緯については定かではありません。
しかし、1925年にこの住吉村が中原町に合併されることで、住吉という地名は失われることになります。そのことに失望した地元住民の強い希望から、翌年に開業を予定していた東急線の駅名に採用され、元の住吉村ということで元住吉駅と名付けられました。
元住吉の駅を降りると、駅の高架を挟むように、西口と東口に活気のある商店街が続いています。
その名も「ブレーメン通り商店街」と「オズ通り商店街」です。いずれも元住吉を代表する商店街で、『ブレーメンの音楽隊』『オズの魔法使い』といった童話の世界を彷彿とさせるメルヘンなネーミングが印象的です。
どんな飲食店がある?(500m圏内)
元住吉に最も多い飲食店は和食(112件)です。次いで多いのが、居酒屋(65件)となります。和食や居酒屋の中でも焼き鳥の割合が高めのようです。また、カフェ(29件)やバー(23件)も人気が高い業態のようです。
どんな業態が出店チャンス?
元住吉に出店チャンスがあると考えられるのは、『和食』や『居酒屋』の業態です。これらのお店は元住吉にたくさんあるため、地域と合っていると考えられます。和食や居酒屋を開店予定の方は、元住吉を候補に入れてみてください。
どんな客層?
【平日/昼】
都心のベッドタウンである元住吉は、平日昼間は仕事に出かけてしまう方が多いため、昼間人口は少なくなりますが、働く人口も一定数います。子育て世代が多いため、お子さん連れやママ友会などの需要も高そうです。メニューは1,000円以下というお店が多数です。
【平日/夜】【土日】
都内近郊に通勤していた人たちが帰ってくる夜間は、人口が増加します。平日は、仕事帰りのビジネスパーソン、土日はディナーを楽しむファミリー層がメインになります。メニューは3,000~4,000円が平均的です。
人口特性
元住吉のある中原区の総人口は257,975人(2018年)です。その中でも、世帯数は130,657世帯となっています。子育て世代をはじめ、ファミリー層が多く住んでいるエリアです。男女比を見てみると、男性の人数が若干多い傾向にあります。
乗降人数
元住吉駅には東急東横線、目黒線が乗り入れています。東横線の2017年度の1日平均乗降人員は47,191人、目黒線の2016年度の1日平均乗降人員は19,318人で、各駅のみしか停車しない駅ですが、比較的乗降人数は多くなっています。
元住吉の賃貸相場
元住吉で部屋を借りる場合の相場は、ワンルームの場合6.29万円、1LDKの場合10.25万円です。また2LDKは13.10 万円、3LDKは15.58 万円となっています。隣駅の武蔵小杉に比べ家賃は安くなっており、穴場の居住地としても知名度をあげています。
元住吉の店舗賃料相場
元住吉の店舗賃料は、月に20~40万円という方がもっとも多くいらっしゃいました。こちらが全体の33%を占めています。次いで多いのが、20万未満で21%です。平均賃料相場の推移を見てみると2016年に一度大きく下がりましたが、2018年現在は、元の位置を少し超えるくらいまで戻ってきているようです。