御茶ノ水の居抜き物件
オフィスや
学校施設、飲食店などが混在する街・御茶ノ水。学生が多い街として有名ですが、湯島聖堂やニコライ堂、神田明神などの歴史的建造物も多く、多くの観光客が足を運びます。今回は、御茶ノ水の街情報に加え、飲食店出店に生かしたい各種データ情報もお届けします。
教育施設や文化施設、老舗店舗が多い活気ある街
東京都千代田区神田駿河台を中心に、文京区湯島から千代田区神田まで広がるエリアを通称「御茶ノ水」と呼びます。界隈には順天堂大学や東京医科歯科大学などの名門校を中心に、多くの大学や専門学校、予備校が集まることから、「学生の街」としても有名。その一方で、湯島聖堂やニコライ堂、神田明神といった各地に点在する宗教施設も、御茶ノ水の「顔」として知られます。国内有数の書店やスポーツ店、老舗飲食店も多く抱えており、至るところで個性豊かな街の表情が見られるところが、御茶ノ水の魅力でもあります。
老舗店舗も多い味わい深い街
学生の街、オフィス街、歴史情緒の街など、さまざまな顔を持つ御茶ノ水ですが、もうひとつの特徴として挙げられるのが、老舗店舗が多いところ。このエリアでは、昭和初期に創業して今も続く老舗がたくさんあります。中には、江戸末期、明治に創業したというお店も。近代的なオフィスビル群に囲まれる中、ひっそりとたたずむ古風な建物を目的に、足を運ぶ観光客も珍しくありません。このお店に、かの有名な作家もかつて訪れたのではないか?と思いを巡ら方も多いのではないでしょうか。
レトロな雰囲気も魅力の御茶ノ水ですが、最近では近隣の淡路町での再開発が進み、真新しいマンションやオフィスビルなどの建設も目立っています。御茶ノ水に新たに進出するカフェやショップ、飲食店も少なくありません。御茶ノ水駅周辺の開発工事も間もなく終了する予定ですので、今度はどんな魅力がプラスされるのか、今から楽しみでもあります。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
御茶ノ水には飲食店が4,336軒ありますが、居酒屋1,140軒と和食1,089軒だけで過半数を占めており通勤・通学者で賑わう街ならではの結果といえるでしょう。カフェが443軒、BARが429軒と続くことも、仕事の打ち合わせ場所などとして需要が多いためと考えられます。
どんな業態が出店チャンス?
繁盛店のある業態は顧客からのニーズが高いため、続けて出店しても十分に来店者を確保できる可能性が小さくありません。その意味では、御茶ノ水に出店する場合、居酒屋と和食の店はかなり客足が伸びると見込めるでしょう。
どんな客層?
【平日/昼】
ランチの平均単価は、1,000円以内です。千代田区の昼間の人口は85万人を超え、御茶ノ水の飲食店には大勢のサラリーマンと学生が訪れます。
【平日/夜】【土日】
ディナーの平均単価は、3,000円~4,000円です。同区の夜間の人口は6万人ほどであり、飲食店では客層の多くを区民が占めるでしょう。週末は通勤・通学者が減るため、休みの店舗も少なくありません。