白山は文京区の中間あたりに位置します。緑地や寺社が多く、大通りから一歩中へ入れば静かな住宅街が広がっています。
加賀に由来する白山神社や徳川家御用地から薬園となった小石川植物園など、白山には歴史を感じるスポットがめじろ押しです。
今回は、白山のさまざまな魅力をご紹介します。
長い歴史に裏打ちされた深みのある街
閑静な住宅街、歴史ある寺社、広大な植物園などを抱える白山。白山は武蔵野台地に差し掛かる場所にあるため坂が多く、街全体に高低差があるのが特徴です。
昔は庶民の街でしたが、江戸時代初期からは大名屋敷が立ち並ぶようになりました。明暦の大火により屋敷を失った大名たちが白山へと移り住んだためです。
この屋敷の跡地に国の施設や大学が建てられ、白山は文教地区としての一面も持ち始めました。現在も数多くの学校が白山エリアに学び舎を構えています。朝のラッシュ時の白山駅は学生でにぎわい、若者の明るい声が響きます。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
白山でもっとも人気がある店は和食店で、116件が営業しています。その次に多いのが72件のカフェ、3番目が居酒屋で54件です。もっとも少ないのが3件の韓国料理店で、その次に少ないのが10件の洋食となっています。
どんな業態が出店チャンス?
飲食店を繁盛させるには、立地と業態の相性を考えなくてはいけません。白山では、和食とカフェが土地にマッチしていると考えられます。そのため、白山で飲食店を新規出店するなら和食店かカフェがおすすめといえます。
どんな客層?
【平日/昼】
2010年のデータでは、文京区の昼間人口は345,423人、夜間人口は206,626人です。白山エリアの会社や大学に通う方へ向けた店が多いためか、ランチ平均単価は1,000円以下と安価です。
【平日/夜】【土日】
昼間人口にくらべて夜間人口の少ない文京区では、帰宅前の会社員や学生、もしくは地元の方が通える安い店が多くなっています。ディナー平均単価は1,000円以内です。
人口特性
2018年6月のデータでは、白山一丁目~五丁目までの総人口は18,454人です。男性よりも女性のほうが少しだけ多くなっています。40~44歳の人口がもっとも多いほか、ほかの区と比べて単身世帯が多いようです。
乗降人数
都営三田線が乗り入れている白山駅の1日平均乗降人員は、2016年のデータによると50,434人です。一時期は利用者数が落ち込みましたが、東洋大学のキャンパス再開発やマンションの建築などにより再び増加しました。
白山の賃貸相場
白山の賃貸相場は、同じ都営三田線の駅の中では中間程度となっています。一人暮らし向けのワンルームや1Kは約9万円です。2Kになると10万円近くなり、2LDKは23万円、3LDKは25万円ほどの相場となります。
白山の店舗賃料相場
白山には小さな個人商店が多いためか、店舗賃料相場が低くなっています。月に20万円以下で借りられる店が大半です。賃料が40万円以上になる店は少ないですが、面積が広く大通りに面している店は高くなる傾向にあります。