東京都渋谷区の北参道は、新宿と渋谷の間にある街です。
高級住宅街があり、裕福な方が多く住んでいます。近くにある新宿御苑や代々木公園は、たくさんの方が遊びに訪れる人気エリアです。また、初詣の参拝客数日本一を誇る明治神宮も周辺にあります。北参道エリアを訪れる方は多く、経営次第でたくさんのお客さんを呼び込める可能性のある地域です。こちらのページでは、北参道の特徴についてお伝えします。
「裏参道」とも呼ばれる閑静な街
北参道は新宿と原宿の間にある街で、別名「裏参道」とも呼ばれています。都心へのアクセスが良く、住みやすい地域です。
北参道駅が開業したのは、2008年に副都心線が開通したときです。
当初は「新千駄ヶ谷」という名前になる予定でしたが、近隣に明治神宮の北参道があることや明治通りの「北参道交差点」があることから、現在の名前に決まりました。
北参道は地価が高く、裕福な方が多数住んでいるエリアです。お店の利用客も、経済的に余裕がある方が多くなります。また、周辺には専門学校がいくつもあるため、学生向けのお店も人気です。
北参道は高級住宅街が多く落ち着いた雰囲気のため、治安がとても良くなっています。粗暴犯・侵入窃盗・公然わいせつ・自転車盗難といったような犯罪がほとんど発生していません。
ただ、周囲は住宅街で深夜営業のお店も少ないため夜道は暗く、人通りも少なくなります。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
北参道には、居酒屋(222件)やカフェ(200件)といった飲食店が多数あります。北参道の周辺には、明治神宮や新宿御苑といった施設があり、日々たくさんの方が訪れています。飲食店も、これらのスポットに来たお客さんが立ち寄りやすいようなお店が人気のようです。
どんな業態が出店チャンス?
お店を出す際は、すでに繁盛しているお店があるところを選んだほうが、競争意識が働いて繁盛させやすいと考えられています。そのため、北参道にお店を出すならたくさんの繁盛店がある居酒屋やカフェといった業態がおすすめです。
どんな客層?
【平日/昼】
北参道エリアの昼間人口は、基本的に夜間に比べて増えます。特に千駄ヶ谷五丁目の人口は、夜間の2,092人から昼間の22,570人へと大幅にアップします。飲食店を利用するのは仕事でやってきたビジネスパーソンが中心になり、価格は1,000円以下に設定しているお店が多くなります。
【平日/夜】【土日】
通勤、通学して来た方たちが帰ってしまうため、夜間の人口は昼間に比べて減ります。夜は周辺住民が飲食店を利用することになり、メニューは気軽に注文できる1,000円以下の値段に設定している店が多くなっています。
人口特性
北参道のある渋谷区の総人口は、226,075人です。そのうち、男性の人口は108,441人、女性の人口は117,634人となります。大きな偏りはありませんが、渋谷区の人口は長期にわたって、女性のほうが多い状況が続いています。
乗降人数
北参道駅には、東京メトロ副都心線が乗り入れています。2017年の1日の乗降人員は23,969人です。東京メトロ全130駅の中では122位と、比較的利用者の少ない駅となっています。しかし、開業当時(2008年)の1日平均乗降人員10,606人と比べると、大幅に利用者が増えています。
北参道の賃貸相場
北参道の賃貸相場は、ワンルームで11.92万円、1LDKで19.23万円、2LDKで59.25万円です。渋谷区は東京23区の中でも3番目に賃貸相場が高い地域ですが、北参道の相場は渋谷区の相場と比べても高くなっています。
北参道の店舗賃料相場
北参道の平均坪単価は26,993円です。ほかの地域と比べて高く、月に100万円以上の賃料を払っている店舗が全体の20%を占めました。ただし、月の賃料が20万円未満となる店も20%あり、価格には幅があるようです。