
賑やかな学生街と閑静な住宅街が共存する街
京王線、京王井の頭線の停車する明大前は、駅を挟んで南北で街の雰囲気が異なります。駅の北側には駅名の由来にもなっている明治大学のキャンパスがあり、目の前を首都高4号線新宿線の道路が走っています。
そのためマンションが建ち並ぶ広い大通りには、常にたくさんの車が行き交っています。一方、駅の南側には細い道幅の通りが多く、商店や飲食店、昔ながらの住宅が混在する穏やかなエリアとなっています。
駅北側に所在する明治大学をはじめ、私立の中学・高校が集積する明大前駅周辺は学生が多く、商店街にはチェーン店をはじめとするコスパのよい学生向けの飲食店が多数存在しています。
便利な交通アクセスで、幅広い世帯に人気
京王線と京王井の頭線の2線が乗り入れる明大前駅は、都心の主要駅に短時間でアクセスすることができる交通利便性の高い街です。
「新宿」や「渋谷」まではそれぞれ京王線、井の頭線を使って約6分で出ることができるほか、「池袋」へ行くにも乗り換え1回で20分前後と身近な距離感となっています。
また、若者の街としても知られる「下北沢」や「吉祥寺」へも、直通でそれぞれ2分と10分で出ることができるため、単身層、ファミリー層問わず、幅広い世帯の居住地として人気があります。
しかも、これだけ利便性の高い交通アクセスを誇りながら、ほどよい家賃設定も魅力で、隣駅の「東松原」や「永福町」、「代田橋」などに比べると、家賃相場が比較的低いという点も、人気の要因の一つとなっています。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
明大前に最も多い飲食店は和食(125件)です。次いで多いのが、居酒屋(81件)・カフェ(40件)となっています。全体的に和食の比率が高く、フレンチ(3件)やイタリアン(13件)などは比較的少な目なエリアと言えます。
どんな業態が出店チャンス?
明大前に出店チャンスがあると考えられるのは、『和食』や『居酒屋』『カフェ』の業態です。学生が多い街ということから、『ラーメン』『うどん・そば』や『カレー』なども需要があるでしょう。
どんな客層?
【平日/昼】
住宅街であり学生街でもある明大前は、平日昼間は、近隣住民や学生がメインターゲットとなります。メニューは学生向けの店が多いこともあり、1,000円以下というお店が多数です。
【平日/夜】【土日】
平日夜は、都内で働くビジネスパーソンたちがメインターゲットに加わります。また土日は近隣に住む単身層からファミリー層が主な客層となります。メニューは、夜も1,000円以下で食べられるお店が多いようです。
人口特性
明大前のある世田谷区の総人口は907,124人(2018年)です。その中でも、世帯数は479,023世帯となっています。幅広い世代が居住しているエリアです。男女比を見てみると、全体的に女性の人数が多い傾向にあります。
乗降人数
明大前駅には、京王線と京王井の頭線の2路線が乗り入れています。京王線の2017年度の1日平均乗降人員は61,969人です。また、京王井の頭線の2017年度の1日平均乗降人員は46,262人で、井の頭線の駅の中では下北沢に次いで第4位となっています。
明大前の賃貸相場
明大前で部屋を借りる場合の相場は、ワンルームの場合6.89万円、1LDKの場合13.71万円です。また2LDKは15.99万円、3LDKは24.10万円となっています。学生街と言うこともあり、周辺駅に比べると家賃相場は少し低めに設定されているようです。
明大前の店舗賃料相場
明大前の店舗賃料は、月に20~40万円という方がもっとも多くいらっしゃいました。こちらが全体の大多数を占める69%となっています。次いで多いのが、20万未満で25%です。平均賃料相場の推移を見てみると2017年まではほぼ横ばいでしたが、2018年に一気に急上昇しています。