
昔ながらの老舗と新しい店が元気に営業している商店街や、つい散策したくなる趣ある街並み、店主のこだわりが垣間見えるおもしろいお店たち。
今回は、新しさと懐かしさが共存する松陰神社前駅の魅力についてご紹介します。
松陰神社前駅に住んでみたいと考えている社会人や学生、また飲食店進出を計画しているオーナーは、ぜひ参考までにご一読ください。
どんな飲食店が出店チャンス!?
松陰神社前は東京都内の中でも地域密着型のお店が多く、地域ぐるみでのみの市が開催されたり、商店街の繋がりも強く、街全体で緩やかなコミュニティを形成しているイメージがあります。
また、チェーン店が少なく、個人店が多いのも街のオリジナリティにつながっています。
住民とお店の人がフラットな関係を築きやすい街だからこそ、こだわりを追求したお店や、人々が集い横の繋がりが生まれていくような地域のプラットフォームのような場所が求められていたり、地域住民や散策に訪れた人がホッと一息つけるようなカフェの需要が高いのもうなづけます。
松陰神社前でお店を開くなら、カフェやビストロのようにコーヒーやお酒を片手に店主やお客さんと横のつながりを広げていけるようなお店が成功しやすいかもしれません。
ジャンルにはとらわれず、今ある地域コミュニティの輪をさらに広げていけるようなお店なら、自然と人が集まって来るのではないでしょうか。
どんな客層
【平日/昼】
松陰神社前駅には国士舘大学のキャンパスがあり、学生街としての顔も持っています。そのため平日の昼間は、地域住民に加え学生の需要が多く見込めます。
のんびりとした雰囲気の街なので、散歩や散策を楽しむ人も少なくありません。ランチの平均価格は1,000円以下です。
【平日/夜】【土日】
松陰神社前駅がある世田谷区の夜間人口比は、東京都の中でも最も多いと言われています。そのため、平日夜や週末は、近隣在住のファミリー層の需要が増加することが予想されます。
魅力的な店が多いので、週末などにはわざわざ訪れてお目当ての店で買い物を楽しむ人も少なくありません。
また、普段は落ち着いた駅ですが、国士舘大学や中高の受験の時期には、臨時駅員が導入されるほど多くの人で賑わいます。ディナーの平均価格は、3,000円〜4,000円です。
人口特性
松陰神社前駅のある世田谷区の人口は、2022年2月1日のデータで、915,640人となっています。
世田谷区には488,894世帯が住んでおり、男女比は、男性が433,470人、女性が 482,170人で女性の人口が多めです。
松陰神社前駅周辺の若林1〜5丁目と世田谷1〜4丁目 を合計した人口は、20,827人となっています。
乗降人数
松陰神社前駅には、東急世田谷線が乗り入れています。2018年の松陰神社前駅の乗降者数は、11,462人となっています。
2012年から大きく変動することなくほぼ横ばいで推移していますが、2018年と2014年にやや大きく増えています。
東急線全体でみると松陰神社前駅の乗降者数は80位ですが、世田谷線内のみでは終点の三軒茶屋駅と下高井戸駅に次いで3位となっています。
店舗賃料相場
松陰神社前駅周辺の店舗賃料は、全体の80%が20万〜40万円、残りの20%は20万円以下となっており、比較的賃料相場はリーズナブルにテナントを借りることができます。
松陰神社前駅の平均坪単価は20,804円で、最高坪単価が29,700円、最低坪単価が14,129円となっています。
ここ数年の平均坪単価の動きをみてみると、2020年に大きく上がったものの2022年には元の数字を下回る額まで落ちており、相場には波があるようです。