東京都内のベッドタウンのイメージも強い千葉県。そのほぼ中央に位置し、県内の交通や経済の中心地でもある千葉市は、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の6つの区からなる政令指定都市です。
JR千葉駅のあるエリアは中央区にあたり、隣接する美浜区には東京湾を臨む「幕張メッセ」や「稲毛海浜公園」などレジャースポットも数多くあるエリアです。
今回は、そんな千葉駅周辺エリアの魅力についてご紹介します。千葉市に住んでみたいと考えている社会人や学生、また飲食店進出を計画しているオーナーは、ぜひ参考までにご一読ください。
どんな飲食店がある?
千葉駅周辺には飲食店が1179軒あります。そのうち最も多いジャンルは和食で342軒です。次に多いのが居酒屋で289軒、その次が僅差でカフェ127軒、バー124軒となっています。
もう少し小さなカテゴリーでは、イタリアンが61軒と最も多く、続いて、寿司55軒、ラーメン51軒、焼肉50軒が千葉駅周辺に多い飲食店となっています。
どんな飲食店が出店チャンス?
千葉駅周辺には、駅ビルやエキナカ商業施設も充実し、バリエーション豊かな飲食店が揃っています。その中でも和食や居酒屋の割合が最も多いことから、需要が高いことがわかります。
また、再開発が進み分譲マンションの建設も相次いでいるため、今後も多くの人口流入が期待できる千葉駅周辺は、ファミリーで楽しめるお店などもオススメです。
小さいお子さんがいても気軽に入れるお店や、子育て世帯が使いやすいお店は、今後も一定の需要が見込めることが予想されます。
客層
【平日/昼】
平日昼間の千葉駅周辺は、オフィスワーカーやショッピング客で賑わいます。東京のベッドタウンというイメージも強い千葉ですが、昼夜の人口比率が97.9%とほぼ100%に近く、昼と夜の人口差がかなり少ない点が特徴です。
どちらかというと千葉市内で雇用が発生しており独立した経済圏を保っている都市ということができます。そのため、平日昼間に都内に人が流れてしまうということはありません。ランチの平均価格は1,000円以下です。
【平日/夜】【土日】
上述の通り、千葉は昼夜の人口比率の差が少なく、平日夜も昼と大きくは変わらない客層になります。平日昼間がオフィスワーカーなどおひとりさまも多いのに対し、平日夜や週末は、近隣在住のファミリー層が増えることが予想されます。ディナーの平均価格は、3,000円〜4,000円です。
人口特性
千葉市の人口は、2022年2022年1月1日のデータで、977,306人で、世帯数は454,588世帯となっています。2020年の国勢調査によると男性が481,246人、女性が 493,705人で少し女性の人口が多めです。全体の人口数の中でも、15歳〜64歳の生産年齢人口は602,063人となっており、平均年齢は47歳です。
乗降人数
IR千葉駅の1日の乗車人数は、2019年度のデータで107,829人、千葉モノレールが13,183人となっています。2019年までの過去5年間をみてみると、年々上昇傾向にあります。JR東日本管内の駅では戸塚駅に次いで第29位、千葉県内では西船橋駅・船橋駅・柏駅に次ぐ第4位の乗車人数となっています。
店舗賃料相場
千葉駅周辺の店舗物件の平均坪単価は16,417円です。また、周辺の店舗で最も多いのが、月20万円未満の賃料の店舗で、こちらが全体の33%を占めています。次いで多いのが20万~40万で全体の29%となっており、このことからも千葉駅周辺は比較的安くお店を借りられることがわかります。
なお千葉駅周辺の最低坪単価は、4,824円、最高坪単価は99,404円となっています。