かつての温泉街が、大規模開発でトップクラスの人気エリアに
東急東横線綱島駅は、開業当初の名称が「綱島温泉駅」だったことからもわかるように、その昔、駅周辺には80軒を超える温泉旅館が点在する温泉街が広がっていました。
しかし、現在は新駅開業に伴う工事が原因で、ただ一つ残っていた「東京園」も2015年をもってひとまず休業となっています。そして、現在の綱島周辺では、この新駅開業やそれに付随する様々な再開発が進行している状況です。
もともと住みよい住環境が整う居住地として人気が高かった綱島ですが、この再開発によってさらなる利便性の向上が期待され、それによって街としての価値をより高めていくことが予想されています。
渋谷と横浜のどちらにもアクセスしやすい便利な立地
東急東横線綱島駅は、渋谷駅まで約22分、横浜駅まで約9分と便利な場所に位置しています。
また副都心線と東横線が連絡したことで、新宿三丁目へも26分、池袋へは29分と乗り換えなしで出ることができるようになりました。東横線の急行停車駅であり、都心や横浜へのアクセスが便利な綱島駅は、ファミリー層や学生など、幅広い層の居住地として人気を集めています。
アットホームな商店街「綱島商店街」
開発による近代化の一方で、綱島には昔ながらの商店街も健在です。
綱島商店街は、東横線の駅の中でもトップクラスの規模を誇る商店街で、生活利便性が高く、大概のものはこちらで揃うといわれるほど充実しています。
店舗数は約400店舗にも及び、飲食店も豊富。それだけでなく、イベントなども頻繁に開催しており、地域住民同士の交流の場にもなっています。
また、50台近くの防犯カメラを設置し、地域の安全安心につながる街づくりにも貢献しています。
どんな飲食店がある?(1km圏内)
綱島に多い飲食店は和食(104件)です。次いで、居酒屋(72件)・カフェ(31件)となっています。どちらかというと洋食より和食の比率が高いエリアといえるようです。
どんな業態が出店チャンス?
綱島に出店チャンスがあると考えられるのは、『和食』や『居酒屋』の業態です。これらのお店は綱島にたくさんあるため、地域と合っていると考えられます。
どんな客層?
【平日/昼】
都心や横浜のベッドタウンとして人気の高い綱島は、平日昼間は仕事に出かけてしまう方が多いため、昼間人口は少なくなります。駅周辺で働く人や地域在住の主婦層などが平日昼間のメインとなりそうです。メニューは1000以下で食べられるお店が多いようです。
【平日/夜】【土日】
夜間は昼間に比べて人口が増加します。平日は、仕事帰りのビジネスパーソン、土日は近隣在住のファミリーや単身者層が中心になります。メニューは3,000~4,000円が平均的です。
人口特性
綱島のある港北区の総人口は345,475人(2018年)です。その中でも、世帯数は169,384世帯となっています。男女比を見てみると、全体的に女性の人数が若干多い傾向にあります。
乗降人数
綱島駅には現在東急東横線が乗り入れています。2017年度の1日平均乗降人員は103,247人となっており、2015年に初めて10万人を超えたものの、近年はほぼ横ばいをキープしているようです。
綱島の店舗賃料相場
綱島の店舗賃料は、月に40万~60万円という方がもっとも多くいらっしゃいました。こちらが全体の35%を占めています。次いで20万未満が20%、20万~40万円が19%とほぼ同列となっています。平均賃料相場の推移を見てみると2017年までは緩やかに下降気味でしたが、18年になって一気に急上昇しています。