
今回は、街の特色や有名スポットに触れながら吉祥寺の魅力をご紹介します。吉祥寺に住んでみたいと考えている社会人や学生、また飲食店進出を計画しているオーナーは、ぜひ参考までにご一読ください。
どんな飲食店がある?
吉祥寺には、全部で1,400店以上の飲食店があります。店舗数だけで見ると和食や居酒屋が多いですが、特筆すべきはやはりカフェの多さでしょう。街の規模に対して約270店ものカフェがあるのは割合から見てもかなり特殊な例で、吉祥寺ならではの特色とも言えます。
どんな飲食店が出店チャンス?
吉祥寺にはチェーン店のほかに、個人経営の飲食店もたくさんあります。人気のお店に共通しているのが、そのお店独自のこだわりを持ち、専門性を前面にアピールしているお店です。
例えばビールが好きなお客さんのために、店員全員がビールの注ぎ方の講習を受けているようなお店があり、そのようなお店はビール好きのリピーターを獲得しています。
出店する場所やコンセプトによっては、どのような業態であっても受け入れられる街ですから、ほかの店にはないこだわりの味、見た目、販売方法などで注目を集めるのを第一に考えましょう。
土日の昼間は10~20代の女性の流入が多いため、流行を押さえた業態がおすすめです。女子会を狙って女性を優遇するお店や、インスタ映えするメニューをそろえたお店などは出店チャンスと言えます。
長く根付くお店を目指すのであれば、いわゆる「せんべろ(千円でべろべろに酔えるお店)」のように、安くて楽しめる居酒屋を出店するのもありですし、女性受けするようなランチが充実したカフェを出店するのも良いでしょう。
どんな客層?
【平日/昼】
吉祥寺は新宿以西では最大級のJR・私鉄だけで一日約20万人という乗降客数を誇り、土日・平日を問わずたくさんの人でにぎわいます。お昼時の来街者の約40%は武蔵野市民で、ランチの平均単価は1,000円以下と見られています。
【平日/夜】【土日】
夜の来街者同じく約40%は武蔵野市民であり、昼夜ともに地元住民が多く集まっていることがわかります。年齢層は、昼夜ともに20~29歳の割合が高いため、ディナーの平均単価も2,000円以下とリーズナブルです。
吉祥寺の人口特性
吉祥寺のある武蔵野市の、2021年における総人口は14万8,117名、世帯数が7万8,269名となっています。このデータからも、吉祥寺は単身者の多い街といえます。男女別人数はそれぞれ7万845/7万7,272名であり、ほとんどの年代で女性の方が多い傾向にあるようです。年代別で見ると、男女ともに40代の人口が最も多くなっています。
吉祥寺の乗降人数
JR吉祥寺駅における2020年度の1日平均乗車人数は、JR東日本の発表によると9万9,319人です。JR東日本全体で見ると浜松町駅に次いで23位、八王子支社管内では立川駅に次いで2位の多さを誇ります。
また、京王グループの発表では、同年度における井の頭線吉祥寺駅の1日平均乗降人数は9万8,614人でした。これは京王電鉄の駅の中で新宿駅や渋谷駅に次いで3番目に多い数値です。