近年、さまざまな「住みたい街ランキング」で上位に選ばれている、東京都豊島区の池袋。にぎやかで活気のあるイメージに加え、オシャレな商業施設やショップの出店が増えたことで、女性が見ても“遊びたい・住みたい”とその評価は上々です。
成長する副都心・池袋
池袋は、新宿・渋谷とともに、東京メガロポリスを形成する副都心のひとつです。池袋駅周辺には、東武百貨店や西武百貨店をはじめとする大型商業施設、各種専門店、飲食店が立ち並びます。東口にはオフィスビルでありながら水族館などのレジャーも楽しめるサンシャインシティがあり、若者のデートスポットとしても定着。西口へ行くと東京芸術劇場があり、音楽や美術、古典芸能などさまざまなイベントを楽しむことができます。
池袋のアクセス情報
池袋の魅力はさまざまですが、まず注目されるのは交通アクセスの良さ。池袋駅にはJR・私鉄合わせて4社8路線が乗り合わせています。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、地下鉄有楽町線、丸ノ内線、副都心線が利用可能で、新宿や渋谷、銀座、丸の内など、都内のどこへ移動するにもスムーズです。
そんな巨大ターミナル駅からは、1日を通して大量の乗客が駅から街へ流れていく風景が見られます。池袋駅の1日平均の乗降人員数は約260万人で、世界第1位の新宿駅に次ぐ多さを誇ります。また、池袋駅には鉄道機関だけでなく、大型バスターミナルも設置されており、浅草や東京ドームシティ方面へも気軽に足を伸ばすことができます。
池袋が「住みたい街」に! 東と西で違う顔を持つ魅力
毎年、リクルート住まいカンパニーが発表する「SUUMO住みたい街ランキング」。2014年には、池袋が堂々の3位に選ばれました。「SUUMO住みたい街ランキング」といえば、吉祥寺や恵比寿が上位の常連でしたが、2013年に13位だった池袋が3位に急上昇したことで注目を集めました。
不動産会社LIFULL HOME’Sが発表した「借りて住みたい街ランキング」では、吉祥寺・恵比寿を押さえて1位に選ばれています。充実した交通アクセスが生み出す都市の利便性に加え、商業施設や観光施設が充実し、大学や文化施設もそろっていることで、改めて街の魅力が見直されているのではないでしょうか。
池袋駅の特徴としておもしろいのは、駅の東西口でそれぞれ違う表情を持っているところ。
東口を出れば、商業施設や飲食店街が立ち並び、終日多くの人出でにぎわう活気の良さが迎えてくれます。
反対側の西口には、建物自体が巨大オブジェのような造形美を誇る東京芸術劇場がある一方で、バスターミナルや巨大歓楽街など実用性の高いエリアも有しています。東口が商業の中核地としての顔を持っているとすれば、西口はアートが楽しめる文化都市と言えるでしょう。
ちなみに東武百貨店は池袋の西口、西武百貨店は池袋東口に立地しています。それぞれの百貨店は、なぜ名称と反対の方角を立地に選んだのでしょうか?
そんな謎めいたところも、池袋という街の興味深いところです。
東西南北で異なる顔を持つ池袋
池袋は駅の出口ごとに違う顔を持つ街です。
どんな飲食店がある?
さまざまな飲食店が立ち並ぶ池袋でもっとも多いお店は、和食店舗でその数963店舗。その次に居酒屋737店舗と続きます。イタリアン・フレンチや中華などもあり、和洋中さまざまな料理を楽しめますが、韓国料理のお店は多くない印象です。
どんな飲食店に出店チャンス?
池袋は和食と居酒屋が繁盛しているので、同系列の店舗が儲かりやすいと考えられます。繁盛店と同じジャンルもお店であれば、認知度の高まりが期待できて、集客も見込めます。また、競争意識も高まり、サービスの向上も期待できるでしょう。
また、お店の数が多いので、安い食べ放題や、デートに使えるおしゃれなお店など、コンセプトをはっきりとさせた方がいいでしょう。買い物客が多いので、ゆっくりできるカフェも狙い目です。夜も活気にあふれているので、ラーメンや居酒屋の需要が高いです。