飲食店を経営し続けていくにあたり、「集客」は常に意識しなければなりません。
新型コロナの影響で、日本中の飲食店からお客さんが消えてしまった記憶もまだ新しいのではないでしょうか。
本記事では、「望んだお客さん」に来店してもらうための集客方法について考えていきます。飲食店向けの集客方法をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
飲食店の効果的な集客方法はどれ?
「集客」と一言でいっても、チラシ配りなど昔からある方法から、SNSを駆使した最新の手段まで、たくさんの方法があります。
「一番効果的な方法で集客を行いたい」というのが、いつも忙しい飲食店オーナーの本音ではないでしょうか。
来店して欲しいお客さんによって最適な集客方法は変わる
最も効果的な集客方法は、お店に来て欲しいお客さんの層によって異なります。
最新の方法だから良い、お金をかけたから良い、とは限らないのが集客の悩ましいところですね。
まずお店のコンセプトや立地、現在の客層などからターゲット層を分析してから、ターゲットとなる人たちの目に留まる集客方法を決めるのがベターです。
飲食店向け集客方法まとめ
ここではまず簡単に、飲食店向けの集客方法を「デジタルかアナログか」また「遠方に届けたいか近場に届けたいか」のカテゴリに分けてご紹介していきます。
お店のターゲット層を分析する手順については、別記事でじっくりと紹介していきます!
「デジタル×近く」の集客方法
SNSを運用する
FacebookやInstagram、TikTokなどのSNSアカウントを作って、お店の様子やメニューを紹介する集客方法です。お店のエリア情報を投稿ごとに記載すれば、近辺の人の目にとまりやすくなります。
さらに、フォロワーが増えればほとんどコストをかけずに多くの人にお店をアピールできるので、SNSアカウントを育てるのはおすすめの方法です。
LINE公式アカウントを運用する
LINE公式アカウントからイベントや新商品のお知らせをする集客方法です。
登録しているお客さんに直接アプローチできるので、とくに再来店を増やしたい飲食店にぜひ検討していただきたい方法です。
Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールを利用すれば、Google上に無料で店舗ページを表示できます。
お店の近くで検索した方の目にとまれば来店の可能性があります。集客力を高めるためにも、店舗ページに写真を入れるなどして、お店の様子がわかるようにカスタマイズしておきましょう。
無料でできる集客方法なので、登録しておいて損はありません。
「デジタル×遠く」の集客方法
SNS広告を運用する
SNS広告は、数千円程度の少額から運用することができます。
地域や興味・関心のある分野など、情報を届けたい人の特徴を絞って広告を配信できるのも特徴です。
FacebookやInstagram、TikTokなど、SNSによって利用者の年齢層や特徴が分かれているので、集客したいターゲットに合わせたSNSを使って広告運用してみましょう。
お店のウェブサイトを作成する
多くの人がウェブから情報を得ており、ウェブ上にお店の情報をまとめたサイトを持っておくことは、遠方の方を集客するために大切なことです。
お店の雰囲気やメニューの写真、価格帯などなるべく詳しい情報を掲載して、潜在層にも刺さるようなウェブサイトを作成してみましょう。
動画を作って発信する
スタッフのキャラクターを生かした動画を作って、YouTubeやTikTokなどで発信してみるのもいいでしょう。
ただ、魅力的なコンテンツを作るためにはユーザーの分析、動画制作のスキルや継続力が必要。きちんと計画を立てて、外注などのコストも検討し、じっくり取り組めるオーナーさん向けです。
「アナログ×近く」の集客方法
チラシを配る
店頭でのチラシ配りは即効性があり、受け取った人がその日のうち、または近日中に来店する可能性がある集客方法です。
人手が必要な方法でもあるので、チラシ配りにかける時間や人員を考慮しつつ、近所の方にアプローチしてみましょう。
ポスティングをする
近隣住民を集客したい場合は、チラシを近所の住宅にポスティングしてみるのも方法です。
この際、キャンペーンや新商品など期間限定の来店を促す内容にするのがコツ。
足を使う必要があり体力がいりますが、営業時間外にこちらのペースで行えるのでひとり営業をしている飲食店さんにもおすすめです。
店頭に目立つ看板を設置する
商店街やロードサイドなど、人通りの多い立地のお店なら、のぼりを立てたり看板を目立つものに変えてみるのもおすすめです。
私たちも「ここにこんなお店あったっけ?」なんて思うことがありますが、意外と通行人がお店の存在に気づいていないパターンもあるんです。
「アナログ×遠く」の集客方法
キャンペーンのハガキを送る
既存のお客さんにキャンペーンや新商品のお知らせのダイレクトメールを送る集客方法です。
季節ごとなど定期的にハガキを送ることで、お店の存在を思い出してもらって再来店を促してみましょう。
イベントに出展する
お店のコンセプトに合うフェスなどの催しがあれば、出張イベントとして参加してみるのもおすすめ。
出店料などの費用はかかりますが、来場者の多いイベントに参加すれば非認知層へのアプローチが可能です。
また、同じ飲食系の出展者同士の横のつながりも生まれやすい環境です。
お店でイベントを開催する
人気メニューを強化するイベントや、店舗を使ってパーティーを開催したり……、お店でイベントをしてみるのはいかがでしょうか。
ダイレクトメールや公式ラインでお知らせするネタにもなり、顧客を飽きさせない工夫ができるほか、潜在層からは「たまにイベントをしている気になるお店」としてウォッチしてもらえるようになるかもしれません。