コンセプト、メニュー構成を先に決めておく
コーヒーや紅茶などにこだわったカフェ、スイーツを楽しめるカフェ、お酒やフードメニューも豊富なカフェなど、まずは店の方向性をしっかり固めましょう。提供するメニューによって、厨房の設計や必要な設備は大きく変わってきます。例えば、ハンバーガー、パスタ、パンケーキなどの「〇〇専門カフェ」の場合、提供するメニューが絞られているので、設備が少なく厨房もコンパクトになります。一方、メニューが豊富になると、必要な設備や調理器具、食器やそれらの保管場所も増えることになります。また、店のコンセプトや提供するメニューによっては、物件のオーナーからNGが出る可能性もあるので、内覧時などに店のイメージを伝えるようにしましょう。居抜き物件を借りる場合は、以前どのような店だったかも重要です。レストランだったのであれば、設備が多すぎて持て余すこともありますし、簡素なカフェだったのであれば、設備が足りないということも考えられます。メニューやコンセプトに合った設備の物件を探すことがポイントです。
分かりやすい立地と外観は集客に直結する
カフェは、なんと言っても第一印象が大事です。内装にこだわりを持つオーナーは多いですが、外観にもしっかりとこだわり、コンセプトと予算に合わせてつくりましょう。外からパッと見たときに、思わず来店したくなるような外観が理想です。最近は外壁にナチュラルテイストな造作をするのが人気ですが、予算がない場合は、店の外に観葉植物をたくさん飾るだけでも雰囲気が出ます。また、メニューをアピールするための看板を置くスペースがあるかどうか、店が2階になる場合は、階段が分かりやすい場所にあるかなども確認が必要。いくら美味しいメニューを提供しても、足を運んでもらえなければ収益になりません。分かりやすい立地の物件を選ぶことと、足を踏み入れたくなる外観づくりを意識しましょう。