
江戸通り:東京駅から浅草駅近くの言問橋までを繋ぐ大通り。JR総武本線が地下を走り、「馬喰町駅」もこの通りの地下にあります。

- 「馬喰横山」は「ばくろよこやま」と読む、少し変わった駅名ですが、「日本橋馬喰町」「日本橋横山町」の2つの地名を組み合わせてできた駅名です。
- 周辺には「馬喰町」のほかにも、「小伝馬町」「鞍掛橋(くらかけばし)」など「馬」に関連する地名があり、江戸時代に馬に関連した商人が多く住んでいたことが由来であると言われています。
- 同時期に小伝馬町から馬喰町にかけては木綿や布地を販売する問屋、呉服屋や古着屋が店舗を構えており、次第に「江戸最大の繊維街」と呼ばれるようになりました。現在では1500にも及ぶ卸商社や店舗が軒を並べる「日本橋横山町馬喰町問屋街」が広がっており、平日でも多くの買い物客が訪れる姿があります。
- 馬喰横山駅に乗り入れるのは都営新宿線のみですが、乗換駅としてJR総武本線の「馬喰町駅」・都営浅草線の「東日本橋駅」があり、複数路線が利用できる便利さを持ち合わせています。地図上で見ると、この3駅はちょうど三角形を形作るような位置関係にあるのが特徴的です。
- 馬喰横山周辺は、もともと雑居ビルが建ち並ぶ中小のオフィス街が広がっていましたが、ここ数年では古いビルや倉庫を改装したレストランやギャラリーが増えてきています。カフェタウンとしても知名度を上げてきており、ビルが建ち並ぶ一角で営業するオシャレな店づくりの店舗も見かけるようになりました。飲食店街という形で店が集まる通りがあるというわけではなく、大通り沿い・裏路地に点在して出店する傾向にあるようです。