鶯谷は、駅名に鳥の名前が入っている山手線・京浜東北線の駅です。お寺や神社が数多く残っており、再開発が行われてこなかったことから昔ながらの街並みを維持しています。駅西側には広大な霊園、東側には駅前の歓楽街とその先に住宅街が構えており、ふらっと立ち寄ることのできる居酒屋やバール業態が人気のようです。
■鶯谷駅 街レポート
駅所在地:東京都台東区根岸1丁目
路線/乗降客数:26,148人 JR線(山手線)
※1日平均の乗降客数:鉄道会社HPより
立地特性:歓楽街、住宅街
改札口
北口:低地に設置されている出口。駅東側へのアクセスに便利で、目の前には昔ながらの中華料理屋や居酒屋が並びます。
南口: 高台に設置されている出口。目の前にはタクシーロータリーがあります。駅東側へ行くには、線路の上にかけられている橋を渡る必要があります。
エリア情報
言問通り:東京メトロ東大前駅から台東区浅草6丁目の隅田川沿いまでを結ぶ大通り。鶯谷駅付近では住宅街と駅前歓楽街を分けており、通り沿いには飲食店が数多く並びます。
朝顔通り:駅東側の歓楽街の中心となる通り。“せんべろ”を楽しめる飲食店が多く集まっており、言問通りから駅に向かう導線にもなっています。
- 「鶯谷」という地名は、江戸時代初期に寛永寺の住職が、この土地にウグイスを放したことが由来と言われています。鶯谷は大規模な再開発などが行われおらず、そのため駅周辺は低層・中層の建物や、張り巡らされたように入り組む路地が多いといった特徴を持ち、昔ながらの雰囲気を残した街並みになっています。
- 街は鶯谷駅を中心として東西に分かれており、西側エリアのほとんどは寛永寺霊園の敷地が占めています。飲食店が集まるのは駅東側、特に駅から言問通りに挟まれたエリアです。
- “せんべろ”ができる大衆居酒屋やバール業態が鶯谷に多く集まっているのは、下町感溢れる街の雰囲気が影響しているのかもしれません。店先にまで客で溢れる居酒屋や鶯谷でしか味わえない台湾名物のスイーツ、予約必須の焼き肉屋、行列のできる喫茶店...など多くの人気店が集まり、その潜在的な飲食需要が伺えます。最近では人気ラーメン店が集まる激戦区としても知名度を上げてきています。