
出口2:駅南東側に位置する出口。こちらも不忍通りに面しており、東京大学医学部附属病院に向かうのに便利です。

- 近年レトロな街並みが人気の「谷根千」エリア。谷中・根津・千駄木の隣接する3つの地域名からそれぞれ頭文字を取った愛称ですが、その中から今回は「根津」に焦点を当てていきます。
- 根津駅は、上野恩寵公園の西側に位置する文京区の駅で、東京メトロ千代田線が乗り入れています。 駅周辺で歩行者・車両通行量の多いのは不忍通りですが、裏路地にもお洒落な雑貨屋や人気飲食店が出店しており、谷根千エリアの特徴となっています。中には古民家など古い木造の建物を改修して趣のある店づくりをしている店舗もあり、近年「レトロな街並み」で人気を博している様子が伺えます。
- 昔ながらの街並みを保存できているのは、戦争による被災をくぐり抜け奇跡的に多くの建物が残ったためと言われています。古き良き日本を感じられるということで、近年は外国人観光客の姿もよく見かけるようになりました。
- 1969年、東京メトロ千代田線が開業したことで人の流れが急激に変わり、谷根千エリアの商店街から利用者が激減した時期がありました。そこで地元の方々が協力して、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を発行。3つの街が持つ歴史・文化の価値や魅力をまとめて記事にしていき、町おこしを試みました。ちなみに、この情報誌から「やねせん」という言葉は誕生しました。
- その後、地元愛溢れる行動に感化された学生や周辺住民から有志の方があらわれるなど周囲の人も巻き込んだ活動となり、建築物や文化財の修復・保存など街の魅力を保とうと努めました。 こうして趣のある古き良き街並みというイメージが徐々に知れ渡っていき、人気の街となりました。2012年には昭和に建てられた木造の建物を商業施設へとリノベーションし、「上野桜木あたり」と名付けられました。