
西口:西口商店街の看板が目の前にあるのが特徴です。大手飲食チェーン店が多く集まっています。

- 駅周辺は「西口商店街」「東口商店街」やそこから派生する生活導線上に飲食店が集まっています。西口商店街は大手飲食チェーン店が多い一方、東口商店街はドラッグストアやカラオケ、整骨院など生活に根差したお店が多いという違いがあります。西口・東口とも商店街を抜けると閑静な住宅街が広がっており、学芸大学駅は商店街と住宅街に囲まれている駅であると言えます。あまり印象にないかもしれませんが、駅東側は準工業地域に属するという理由からメーカーなどの小さな町工場があり、旧目黒区役所があったという理由から役所と関係のある事務所も点在しています。以上のことから、学芸大学には近隣住民の方やこのエリアに勤める方をターゲットとした飲食店が多いようです。
- 近年、東急東横線の高架下を活用した商業施設や飲食店舗が新設されています。学芸大学駅近くにも、2010年に「学大横丁」が、2012年に「学大市場」と「学大小路」が開業し、注目を集めました。
- 学芸大学駅は目黒区の中でちょうど真ん中あたりに位置する東急東横線の駅です。1路線のみの乗り入れですが、乗降客数は7万人を超え急行電車が止まります。電車はそのまま東京メトロ副都心線に直通するため、渋谷駅・新宿三丁目駅・池袋駅に乗り換えなしで向かうことができ、その利便性から「住みやすい閑静な街」として知られ、駅から少し離れると住宅街が広がっています。
- 駅周辺には「鷹番(たかばん)」や「碑文谷(ひもんや)」という少し読みづらい町名が付いています。鷹番は、江戸時代に行われていた鷹狩りの狩場を監視するために建てられた「鷹場番所」が短縮、もしくは訛った結果、「鷹番」という地名が定着したと伝わっています。碑文谷は、碑文谷八幡宮に保存されている「碑文石」を由来とする説が伝わっています。「鷹番」「碑文谷」は古くから定着している地名ですが、”学芸大学”駅というのは1952年に付けられています。駅の開業当初は「碑文谷駅」でしたが、駅近くに建てられた大学名が複数回変わり、合わせるようにして駅名も変更となりました。その大学とは東京学芸大学のことで、現在は小金井市にキャンパスを移しましたが、地元住民の方の意見もあり駅名の変更はなされていません。