
西口:。

- ジャパンアニメーションの発祥の地として知られている大泉学園では、電車の発車ベルが「銀河鉄道999」が設定されており、駅北口の歩行者デッキには練馬区ゆかりの作品に登場するキャラクターの銅像がいくつも並んでいます。池袋まで約20分程で到着する利便性の良さがあり、朝夕の改札の混雑具合からわかるように、大泉学園はベッドタウンとしても人気のある街です。帰宅時間帯には、スーツを着たビジネスマンや親子連れが買い物袋を手に下げている様子が見受けられます。
- 「大泉」という名前は、大泉村という地名からきています。村内を流れる小井戸川(現在の白子川)と、その源流の泉(井頭池)にちなんで名づけられたとされています。駅の開業当初(1924年)には「東大泉駅」として営業を開始しましたが、1933年に「大泉学園」と改名されています。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「大泉学園」という名前の学校施設は存在していません。当時、大学を誘致して開発しようと街の名を「大泉学園」としましたが、結局大学は誘致できず構想のままで終わってしまい、名前だけが残ってしまった形です。2000年代に入ると駅近くの再開発が活発化し、ランドマークとして「ゆめりあ1」「ゆめりあ2」が建てられました。2015年には北口の工事も完了し、「大泉アニメゲート」にはアニメキャラクターの銅像が設置され、アニメーションの街としての認識を広めました。
- 飲食店が多く集まるのは駅北側で、東大泉仲町銀座商店街や大泉学園ゆめりあ1周辺、大泉通り沿いが商圏の中心となっています。特に東大泉仲町銀座商店街は、飲食店の出店はもちろん、軒先に野菜や果物を並べる八百屋やブティックなど「昭和ながら」の風情を残しています。